GSA2018リポート
<GSA2018リポート> |
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参加したコース生の感想
角川由香(医学系研究科健康科学・看護学専攻 博士2年)今年のGSAは、“The Purposes of Longer Lives ”をテーマに掲げ、全世界の高齢者のQuality of lifeを改善するために、医学、看護学、社会科学、心理学、経済学など様々な領域から最新のアプローチを共有することを目的として開催されました。朝8時~夜8時と、1日12時間も続けて開催されるGSAのパワーを感じるとともに、Agingはそれほどの時間をかけても行うべき重要な課題なのだと改めて認識しました。私は2017年度共同研究グループG1-2で実施した、グループホームへ入所する際の意思決定に関するケーススタディをポスター報告してきました。発表の際、「介護保険に関して興味を抱き自国の参考にしたい」、「分野横断的に研究を実施している視点が面白い」とのコメントをいただいたことが、とても印象に残っています。ポスター発表の会場は、連日300-400本近くの演題がホールに一斉に並び、見て回るだけで2時間以上はかかります。各所で活発な意見交換がなされていたほか、夕方のポスターセッションでは、無料の軽食やバーカウンター(こちらは有料)もあり、食べたり飲んだりしながらお互いの研究について気軽に意見を交わし合う場面がたくさんありました。互いの研究のよいところを見つけ、さらに「私が知っている研究では、このようなmethodを使っていたよ」「あっちにあったポスターがあなたのフォーカスと似ていたよ」「アメリカの現状は〜だけど、日本はどう?」など、情報”交換”がさかんに行われていました、オーラルセッションやシンポジウムでも、多くの会場で立ち見が出るような状況で大きな賑わいを見せていました。今回のテーマにも通じますが、高齢先進国で学ぶ学生として、単に長寿を願うだけでなく、いかに生きるか、ということに貢献できるような研究を続けていきたいと思いました。 |
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須沢栞(工学系研究科建築学専攻 博士3年)私が参加したポスター発表のセッションでは、300枚にもおよぶポスターが同時に貼り出され、非常に規模の大きな学会という印象を受けました。内容としては公衆衛生分野を中心に、量的な報告が多かったように思います。 |