2015年12月21日

柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート

<柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート>

10月12日、柏市豊四季台団地の一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」(豊四季台地区社会福祉協議会主催)が行われました。イベントに参加する高齢者の方は年々増加し、今年は約220名が来場。ジェロントロジー・ネットワークメンバーなど、企業の皆様のご協力のもと、GLAFSの学生及び教員の他、総勢70名がスタッフとしてイベント運営をお手伝いしました。GLAFS学生にとっては、高齢者とじっくり触れあい、彼らの考え方や接し方を学ぶと同時に、暮らしの実態や課題への認識を深めるための演習となりました。
イベントスケジュール
11:30 開会
第1部
11:50 脳活!高齢社会大人の遊びを探せ!
12:20 昼食会
12:45 音楽ワークショップ(ハンドベル・合唱)
第2部
13:30 ブース企画
15:00 閉会
【第1部】
〈脳活!高齢社会大人の遊びを探せ!〉
昼食の前に、まずはテーブルごとに「脳活!高齢社会大人の遊びを探せ!」(写真中)と題したゲームを行いました。このゲームは参加者の皆さんに、高齢期でも夢中になれるあそび・娯楽を再発見してもらうきっかけになればと、スタッフが作成したもの。お題のイラストをシートの中から探し出すゲームで、参加者は皆で協力しながら難題をクリア。参加者同士、日頃のあそびについておしゃべりを楽しみました。
ws2015_daikibo_1 会場の様子
ws2015_daikibo_2 「脳活!高齢社会大人の遊びを探せ!」
ws2015_daikibo_3 助教や学生が各テーブルにつきゲームを誘導
〈音楽ワークショップ〉
昼食後には、ハンドベルのグループ「アンダンテ」に演奏を行っていただきました。その後、豊四季台くるるセミナーの講座「くるる歌声サロン」をきっかけに結成された合唱団が地域デビュー。食後のひと時を楽しみました。
ws2015_daikibo_4 ハンドベル「アンダンテ」の演奏
ws2015_daikibo_5 くるる合唱団
【第2部】
第2部で企画されたブースは6つ。GLAFSのコース生やジェロントロジーネットワークからも出展し、高齢者のニーズ把握に努めました。
(健康折り紙講座)
「わいわい倶楽部」という豊四季台団地空き店舗プロジェクトで活動している皆さんが中心となって企画した折り紙講座。頭と手先を使って小さなパーツを組み立て、ハロウィンリースを作成しました。
ws2015_daikibo_6 講座風景
(ポールウォーキング体験講座)
ポールウォーキングとは、日本の整形外科医が開発したポールを両手に持って歩くウォーキング法で、転送予防や運動機能改善が期待できるといわれています。柏市駅前に昨年オープンした「まちの研究所『あ・し・た』」のブースでは、このポールウォーキングの体験を実施しました。
ws2015_daikibo_7 体験講座風景
(白神の森へのいざない)
ジェロントロジーネットワークのメンバー㈱JVCケンウッドのブースでは、「Forest Notes」という「森に設置したマイクで集めた音を、インターネット経由で聴くことができるサービス」を実施。今回は、イベント参加者に東北出身者がたくさんいらっしゃったことから、白神山地の音を流しました。 「Forest Notes」について、詳しくはこちらから。
ws2015_daikibo_8 体験風景
(イマドキの娯楽体験)
GLAFS学生の共同研究「コミュニティ活動のファシリテーション」グループが企画。高齢者のあそび・娯楽に対するニーズ把握を兼ねて、ゲームを実施しました。
ws2015_daikibo_9 体験風景
(ハンドベル教室)
「アンダンテ」に第2部も引き続きご協力いただき、ハンドベルの演奏体験ブースを設けました。
ws2015_daikibo_10 体験風景
(防災講座)
豊四季台くるるセミナー「楽しく学べる防災セミナー」による出張講座では、クロスロードゲーム(〇×クイズに似たゲーム)を実施。災害時緊急時の行動について学んでいただきました。
ws2015_daikibo_11 講座風景
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