2018年5月25日

【共同研究3-2「要介護になっても暮らし続けられるバリアフリー改修マニュアル作り」グループ】

                            

【共同研究3-2「要介護になっても暮らし続けられるバリアフリー改修マニュアル作り」グループ】

2017年度に新規に設けられた本グループは、4名の学生、3名の教員で活動を実施した。まず、高齢期の住まいの種類や既往研究を調べました。次に、身体機能が低下しても自宅に住み続けるための手段として、介護保険制度の住宅改修に着目し、制度およびその動向について調べました。そして、住宅改修の講習会の実施が、住宅改修の質の向上につながる、という仮説の基、プレ調査を実施しました。これは東京都の62の自治体を対象に、アンケートを行いました。その結果、講習会を実施しているのは9自治体で、そのうち8自治体は事務手続きに関する講習であることが明らかになりました。住宅改修に関する講習を実施している1自治体では、リハビリ、ケアマネ、建築等の複数の視点から講義を実施しており、その自治体でアドバイザーとして活動している方へのインタビューを行い、多職種連携が重要である、という結論に至りました。そこで、愛知県でリフォームへルパ―制度がある自治体にその取り組みに関するインタビューを実施しました。
2018年度は、フィールドで住宅改修の実態や自治体と連携し介護保険住宅改修の実態を把握し、バリアフリー改修マニュアルの枠組みを作っていく予定です。
(特任助教・西野亜希子)
2017_Jointresearch2