2015年11月4日

「在宅介護で暮らし続けられる条件の検討」グループ(2)

「在宅介護で暮らし続けられる条件の検討」グループ(2)

共同研究の目的:「在宅介護で暮らし続けられる条件の検討:特養待機者や入居者の調査データの2次分析を通じ、在宅介護の条件を探り、他の施設入居者へのインタビューを実施する」
「日本公衆衛生学会」参加リポート

黄 銀智 人文社会系研究科社会学専門分野博士課程2年

2015年11月4日から6日まで、長崎県長崎市で開催された第74回日本公衆衛生学会総会において、2014年度の共同研究グループ2の研究成果を発表するために参加しました。演題は第7分科会「高齢者の医療と福祉」に採択され、介護保険レセプトデータの計量分析を中心とした「要介護高齢者の施設入所選択にはたらく世帯構成と経済状況の影響に関する計量分析」という題目と、柏市の介護支援専門員を対象に行った質問紙とヒアリング調査の結果をまとめた「経過的視点からみる要介護者の在宅療養継続要因の可視化の提案」の二つを連番として発表しました。発表内容を受けて、聴衆からは単身世帯高齢者の施設、特に特別擁護老人ホームへの入所傾向の高さに関する解釈や、今回提案した可視化の方法を実際に介護支援専門員の方がいかに活用できるか現場への還元などに関する質問が寄せられ、今後の研究へのヒントを得る貴重な経験となりました。
ky20151104_06 ポスターセッションで共同研究を説明
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