2016年10月10日

柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート

<柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート>

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10月10日、柏市豊四季台団地の一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」(豊四季台地区社会福祉協議会主催)が行われました。一人暮らし高齢者同士の交流促進の機会を提供するためにはじまったこのイベントにおいて、GLAFSの学生及び教員の他、総勢45名がスタッフとして運営をお手伝いしました。演習の目的は以下の通りです。

  • 高齢者との対話の中から暮らしの状況や課題・ニーズを把握する手法や、コミュニケーション方法について学ぶこと。
  • 地元住民や団体等と連携して、地域のイベントを運営する手法を学ぶこと。
  • 異なる領域の院生・教職員とともにイベントを運営することで、各専門分野からのアプローチを互いに学び、今後の研究のヒントを得ること。

今年の参加者は約200人。GLAFS学生にとっては、多くの高齢者と接することで、彼らの考え方を学び、暮らしの実態や課題への認識を深めるための演習となりました。

イベントスケジュール
11:30 開会
第1部
11:50 ヒントカードゲーム
12:20 昼食会
12:45 音楽ワークショップ(ドラムサークル)
第2部
13:30 ブース企画
15:00 閉会
200ws_20161010_1 イベント前にレクチャーを受けるコース生たち
【第1部】
〈ヒントカードゲーム〉
昼食前、コース生やIOGスタッフがそれぞれのテーブルに着席。高齢者との交流を深めるために「ヒントカードゲーム」を行い、対話のきっかけとしました。
200ws_20161010_2 ヒントカードの様子
〈音楽ワークショップ〉
昼食後には全員にサウンドシェイプ(写真の円形の打楽器)が配布され、講師(NPO法人鼓響理事長・山口江美先生)に導かれながら、ワークショップを楽しみました。
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【第2部】
豊四季台団地商店街で活動してきた「わいわいクラブ」のバルーンアート作成ブース、同じく「介護者交流カフェくるる」の「交流カフェ」、音楽ワークショップの講師、山口先生によるシェイカーづくりコーナーのほか、GLAFSからはポスター展示と共同研究ごとに6ブースを企画。高齢者の日頃の生活の様子や、ニーズの把握に努めました。共同研究のブースとその目的は以下の通りです。
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(共同研究G1)
「交流カフェ」:「介護者交流カフェくるる」と一緒に活動し。コーヒーを飲みながら、介護や認知症に関する関心等を聞き取りました。
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(共同研究G2)
「住み替え双六」:IOGの作成した住み替え双六を使いながら、今後の居住環境や住宅に求めるものを聞き取りました。
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(共同研究G3)
団地の「暮らしマップ」づくり:団地内で集まる場所、よく行く場所について聞き取りながら、豊四季台のマップづくりを行いました。
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(共同研究G4)
「イマドキの娯楽体験」:「太鼓の達人」や、テーブルゲームを一緒に行いながら、日頃の趣味や楽しみについて聞き取りを行いました。
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(共同研究G6)
「栄養チェック」:日々、どんなものを食べているのか、バランスはどうか、栄養チェックをしながらお話しをしました。
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(共同研究G7)
「ロボット展示」:ロボットを見せながら、ロボットに対するニーズや関心について聞き取りを行いました。
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