東京大学高齢社会総合研究機構〈IOG〉(機構長:大方潤一郎)は、2009年4月の設立以来、超高齢社会の課題解決を目指し、千葉県柏市等を主たるフィールドとして研究と実践を積み重ねてきました。また、機構が運営する東京大学大学院・博士課程教育リーディングプログラム「活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム」〈GLAFS〉では、次世代を担う人材の育成にも力を入れています。
日本の後期高齢者の絶対数は2030年にピークを迎えます。後期高齢者の増加に対応する施策はそれまでに急ぎ進めないと間に合いません。本シンポジウムでは、GLAFS教員・学生による1年間の研究・実践活動報告と、今後どのような社会を目指していけばよいのか、統合的に検討、意見交換を行います。また、上野千鶴子先生(東大名誉教授/NPO法人ウィメンズアクションネットワーク〈WAN〉理事長)をお招きし、「脱近代家族と選択縁のネットワーク」というテーマでお話を伺います。
記
日時:2016年3月5日(土)
10時00分~17時30分(受付9:30~)
会場:東京大学浅野キャンパス 武田先端知ビル・武田ホール(入場無料)
申し込み・問い合わせ先:glafs-event@iog.u-tokyo.ac.jp または FAX 04-7136-6677
お名前、ご所属、ご連絡先(電話番号、メールアドレス)、希望時間帯(午前・午後・またはすべてに出席)をご記入の上、お申し込みください。
申し込み締め切り:2016年2月29日(月)
主催:東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)
博士課程教育リーディングプログラム「活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム」〈GLAFS〉
【プログラム】
9:30~ 受付開始
10:00~12:30 第1部 GLAFS共同研究成果報告
GLAFSでは学生が分野を超えてチームになり、高齢社会の重要テーマについて、実践・研究を行っています。本年度で2年目となる共同研究の成果報告とともに、残された課題や今後の方針について意見交換を行います。
13:30~17:30 第2部 ヘルシーエイジング社会をめざして
13:30~15:45 ■報告テーマ1:慢性疾患のケア・尊厳ある生活を支える方法について
在宅を含む地域包括ケアシステム、意思決定法学、年金制度・財源論、安心・安全な住宅と住環境の整備、ロボット・工業技術等の分野から、報告と課題検討、今後の進め方について討議します。
登壇者:辻哲夫(東京大学高齢社会総合研究機構・特任教授)
樋口範雄(東京大学大学院法学政治学研究科・教授)ほか
■報告テーマ2:健康増進・虚弱化予防・シニアアミューズメントの最前線
老化の基礎研究最前線、リビング・ラボ、生活習慣病予防・フレイル予防、高齢者向け生きがい創出産業、コミュニティ活動支援等の分野から、報告と課題検討、今後の進め方について討議します。
登壇者:秋山弘子(東京大学高齢社会総合研究機構・特任教授)
飯島勝矢(東京大学高齢社会総合研究機構・准教授)ほか
16:00~17:30 ■特別講演「脱近代家族と選択縁のネットワーク」上野千鶴子(東大名誉教授、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク〈WAN〉理事長)
■GLAFS学生主体パネルディスカッション「GLAFS学生は、如何なる超高齢社会をつくりたいのか」
登壇者:上野千鶴子・GLAFS学生・大方潤一郎(東京大学大学院工学系研究科教授、東京大学高齢社会総合研究機構・機構長) |