2015年11月30日

第6回イブニングセミナー・リポート

<第6回イブニングセミナー・リポート>

11月30日(月)に行われた第6回のイブニングセミナーでは、渡辺良明様(有限会社ヴァウ 訪問リハステーションとっくん所属、松戸市介護認定審査会委員、柏市介護支援専門員協議会会長、千葉県介護支援専門員協議会理事、柏市在宅リハビリテーション連絡会理事)をお迎えし、「要介護認定がどのようにされるのか」というテーマで、実際に介護認定審査委員会の委員を務めておられる立場から、要介護認定の方法やプロセス、認定の現場での課題などについて、実例をもとにお話しいただきました。参加したコース生の馬場絢子さん(教育学研究科)は、「要介護認定の現場では、介護サービスの利用者やご家族等の意向にも耳を傾けながら質・量ともに適切な支援ができるよう包括的な審査が行われていることを学びました。現状では介護制度が目的とする要介護度の低下や要介護者の減少につながる高齢者の意識は十分には育っていないという問題点も明らかになりました。活力のある高齢社会の実現を目指す上で、高齢者自身が前向きになるためにはどういった心理的援助が考えられるのか、心理学的立場から高齢者領域に関わる上で今後の学習の軸としていきたいと思います」と述べていました。
ev20151130 要介護認定の現場について講義をしていただいた渡辺良明氏(写真中央)。
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