プログラム概要・カリキュラム

20200401大月先生写真 プログラム・コーディネーター
大月 敏雄
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・教授/高齢社会総合研究機構・副機構長

プログラムの概要

本プログラムは、日本がリードする人類共通の新課題「高齢社会問題」における、基盤的総合知の習得と、最前線でのフィールド体験を通して、自らの専門領域研究が、どのように高齢社会の諸課題と接続し得るのかを理解し、自らの研究の社会対応力の強化を図ることを目的としています。このため、直接に高齢者を研究対象とする方に限らず、高齢社会の何らかの課題に高い関心を持ち、その解決に貢献する研究に取り組む方を、対象としています。

プログラム参画専攻(2022年度)

本プログラムは、以下の専攻に所属する学生が履修することができます。

【工学系研究科】 全専攻
【人文社会系研究科】 社会文化研究専攻
【教育学研究科】 総合教育科学専攻、学校教育高度化専攻
【法学政治学研究科】 総合法政専攻
【総合文化研究科】 広域科学専攻
【農学生命科学研究科】 生産・環境生物学専攻、応用生命化学専攻、水圏生物科学専攻、農業・資源経済学専攻、生物・環境工学専攻、応用動物科学専攻、獣医学専攻
【医学系研究科】 社会医学専攻、生殖・発達・加齢医学専攻、外科学専攻、国際保健学専攻、健康科学・看護学専攻
【新領域創成科学研究科】 人間環境学専攻、社会文化環境学専攻、国際協力学専攻
【情報理工学系研究科】 知能機械情報学専攻
【学際情報学府】 学際情報学専攻

カリキュラム

    ※本プログラムでは、より魅力的なプログラムに改革するために、「プログラム修了要件の緩和(16単位から7単位へ、必修単位を3単位のみへ)」を2022年度から実施します。なお、これらの変更は、2021年度以前の履修生に対しても適用いたします。

<必修・座学> 高齢社会総合研究学通論Ⅰ・Ⅱ(1単位×2科目・2単位)

  • 高齢社会の基礎を「心と体の健康」、「社会環境」の2側面から効率的に理解し「俯瞰力」を養います。
  • 2021年度秋学期に「高齢社会総合研究学概論Ⅱ」(2単位)を履修した場合、2022年度に、この2単位を「高齢社会総合研究学通論Ⅰ・Ⅱ」の単位に読み換えます。

<必修・演習> 高齢社会総合研究学演習(1単位×1科目・1単位以上)

  • 以下に示すような高齢社会総合研究の最前線における「現場解決力」を養います。
    • 最前線での体験① 課題解決第一線での体験医療、介護、生活支援、End of life(終末期)、まちづくりなどの、高齢社会問題の課題解決の現場を第一線の専門家とともに体験できます。
    • 最前線での体験② 産業界との接点の体験高齢社会問題には全ての産業界が深く関わります。その中で、「食」「フレイル予防」「情報システム」「まちづくり」「高齢者就労」「金融システム」などの分野で取り組まれている産学連携研究活動に参加できます。
    • 最前線での体験③ 世界の第一線の専門家との交流

      世界のあらゆる国々で取り組まれている高齢社会の課題解決に取り組む専門家たちとの交流や、国内外の一流の大学との合同セミナー・シンポジウムなどに参加できます。

  • 2021年度秋学期に「高齢社会総合研究学実習Ⅰ」(2単位)を履修した場合、2022年度に、この2単位を「高齢社会総合研究演習」と「高齢社会横断科目群」の単位に読み換えます。

<選択必修> 高齢社会横断科目群(4単位以上)

  • 超高齢社会の視点で、自らの専門領域あるいは他の領域を、各専攻から提供される幅広い科目から選択して学び、「領域連携力」を養います。
  • 2021年度秋学期に「高齢社会総合研究学特論Ⅴ(地域農業マネジメント)」(2単位)もしくは「高齢社会総合研究学特論Ⅹ(ジェロンテクノロジー)」(2単位)を履修した場合、2022年度に、これらの単位を「高齢社会横断科目群」の単位に読み換えます。

<全体研究発表会>(実習発表会/博士論文進捗発表会)

実習履修者には年に2回の全体研究発表会を設け、履修生全員でそれぞれの実習の成果を発表します。加えて、博士課程の学生は博士論文の進捗状況の発表を行い、異分野の研究手法等を学び合う場を提供します。

2022年度開講科目

シラバス(PDF/716KB)
横断科目群(PDF/468KB)
・演習プログラム
 ・2201「フレイル予防」(PDF/365KB)
 ・2202「めじろ台」(PDF/218KB)
 ・2203「G-tech」(PDF/313KB)
 ・2204「豊四季台地域活動館」(PDF/281KB)
 ・2205「リビングラボ」(PDF/282KB)
 ・2206「ジェロアカ」(PDF/356KB)
 ・2207「⼯学系WINGSスペシャルレクチャー」(PDF/1056KB)




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プログラムの修了要件

本プログラムでは、修士課程1年次終了時点のQualifying Examination 1(QE1)、修士課程2年次終了時点のQualifying Examination 2(QE2)、並びに博士課程修了時のFinal Examination(FE)の合計3回の審査を行います。

修士課程1年次修了時資格審査 (QE1:Qualifying Examination 1)

  • 「単位要件」等によって考査します。
  • 単位要件:通論(必修)1単位以上の取得。

修士課程2年次修了時資格審査 (QE2:Qualifying Examination 2)

  • 「単位要件」、「学振要件」、「博士課程進学の確認」によって考査します。
  • 単位要件:通論(必修)2単位の取得と、高齢社会横断科目群2単位以上の取得。
  • 学振要件:日本学術振興会(JSPS)特別研究員(DC1)に申請。
  • 博士課程進学の確認:面接により博士後期課程進学予定を確認。

博士課程修了時 修了審査 (FE:Final Examination)

FEでは、「単位要件」、「発表要件」、「学振要件」、「博論要件」によって考査します。この考査に加え、所属専攻における博士論文の審査に合格した場合、「高齢社会総合研究国際卓越大学院プログラム修了証」が授与されるとともに、所属専攻が授ける博士の学位記に「高齢社会総合研究国際卓越大学院プログラム修了」という認定が付記されます。

  • 単位要件:通論(必修)2単位と、実習(必修)1単位以上、高齢社会横断科目群(選択必須)4単位以上、合計7単位以上取得
  • 発表要件:博士課程在籍期間中の各学期末に、指定された回数の博論研究進捗発表
  • 学振要件:日本学術振興会(JSPS)特別研究員(DC2)に申請
  • 博論要件:提出した博士論文の発表を通じて、高齢社会の基礎の理解を踏まえているかを考査

経済的支援(卓越RA)

経済的支援は、所定の様式にて申請した者に対し、選考委員会で審査し、給付額を決定し、卓越RAとして委嘱します。

修士課程2年次、博士後期課程及び4年制博士課程のコース生には月額18万円を上限に支給します。

支給にあたっては、毎月「卓越リサーチ・アシスタント研究業務終了報告書」を所属研究室の指導教員に報告の上、指導教員の印が押された報告書をプログラム・コーディネーター宛に指定した期日までに提出することとなっています。

手続きの詳細は、本プログラム卓越RAの募集要項(入学時配布資料)をご確認ください。

卓越RAの受給に関しては、以下の点を十分注意してください。

  1. 卓越RAは対価型で、いわゆる給付型の奨励金とは異なります。
  2. 卓越RAでの経済的支援の支給を希望する履修生は、日本学術振興会特別研究員(DC1・DC2)に応募することが条件となります。
  3. 修士課程2年次のQE面接において、博士後期課程への進学予定を確認し、進学断念が確認された時点で、卓越RAでの経済的支援は停止されます。
  4. 他のフェローシップや奨学金との重複については、奨学金支給元の規則により重複受給が認められない場合があるので、詳細は卓越RAの募集要項で確認してください。
  5. 卓越RAは、税法上、給与所得として課税されるため、毎月の所得税を源泉徴収した上で支給されます。そのため、年末調整や確定申告を行う必要があります。
  6. 1月から12月までの年収が一定の金額を超える場合、所得税法上の扶養控除を受けることができないことや、保護者や配偶者等の健康保険の被扶養者から外れることがあるので、保護者や配偶者等と予め充分に相談しておいてください。なお、当該年収に応じて、次年度に住民税が課税される場合もあります。
  7. 本人の履修状況を含む総合評価により、年度の途中においても支給額を減額することがあります。
  8. 上記記載の限度額は今年度の規定であり、来年度以降は本プログラムの予算状況により変更する可能性があります。