2kaisou_main_information

1月24日 コアセミナー「暮らしの保健室」リポート

コアセミナー「暮らしの保健室」リポート

コアセミナー後期では、6回にわたり様々な分野から講師の方をお招きしてきましたが、最終回となった1月24日は新宿区戸山ハイツにある「暮らしの保健室」にコース生が移動し、ケアーズ白十字訪問看護ステーション統括所長・秋山正子さんのお話をお伺いしました。
この「暮らしの保健室」は、秋山さんが2011年に開設したスペースで、「健康や生活にかかわる様々な相談に乗ったり、病院や地域の医師との橋渡しをしたりする」(秋山さん)ところ。「地域で高齢者が住み続けられるように手助けをすることを目指し」(同)ています。団地の中の空き店舗を改装して「暮らしの保健室」を開設するまでの経緯や建築空間(内装等)へのこだわり、運営方法、地域とのかかわり方まで、約2時間にわたって、実践に裏打ちされた貴重なお話をお伺いすることができました。

 core_semi_20150124
右端が秋山正子さん。この場所には普段、メインテーブルが置かれている。
内装に木がたくさん使われているうえに、照明や部屋の仕切りにも工夫が施されているため、気持ちが安らぐ空間となっている。
受講生の感想 浜田麻里奈(工学系研究科修士1年)
秋山先生のお話を伺い、先生が建築空間のことに関心をもっておられることに驚きました。医療者は、建築空間、特に建築デザインが人に及ぼす影響まで関心を持つ方は少ないというイメージを持っていたためです。しかし、マギーズセンターの設計を有名建築家にお願いしたというお話を伺い、果たして設計された空間が本当に人に癒しを与える空間であるか疑問に感じました。有名建築家はあくまで設計コンペで勝ち抜き、有名になった人物であり、彼らのデザインメソッドは彼ら独自の新たな形態を追求し、中にはくつろぐというには奇抜すぎるものもあります。今後は、医療者が建築デザインに関心を持ちつつあることを考慮し、「癒し」の提案に特化した建築家が生まれて来てもよいのではと感じました。
futter_facalty_info