2kaisou_main_information

1月15日 第7回イヴニングサロン・リポート

banar_evening
ev7_1 第7回イヴニングサロンでは、GLAFSコース生の安藤絵美子さん(医学系研究科博士1年)と吉田真悟さん(農学生命科学研究科修士1年)に話題提供をしていただきました。
ev7_2 安藤さんのテーマは、「自分でつくるすこやかなこころとからだ――リラクセーション基本のキ――」。高齢者を支える人を支えるためのツールとして、「プチメンタル不調への対処としてのリラクセーション」を紹介してくれました。
リラクセーションとは、副交感神経の働きを促進させ、心と体の緊張を和らげるもの。そのようなリラクセーションのプログラムのうち、①比較的健康状態を気にせずできる、②非医療者でも提供できる、③いつでもどこでもできるものとして、「呼吸法」と「漸進的筋弛緩法」が挙げられます。これらの具体的な方法や効果についての実演をまじえたレクチャーを受けて、参加者はその場で実践してみました。会場全体にリラックスしたムードが広がるとともに、不思議と一体感のようなものが生まれました。 ディスカッションでは、このリラクセーションの方法をどうやって広げていくか、アプリを使って普及できないか等について、話が盛り上がりました。
ev7_4 吉田さんのテーマは、「農業哲学Cafeのススメ」。イヴニングサロンには、世代を超えて様々な分野・産業に携わる人たちが集まります。そうした多様なバックグラウンドを持つ人たちが農業についてどのようなことを考えているのか、それを共有する議論の場を作ってみたいという思いから、話題提供をしてくれました。
テーマとなった哲学カフェとは、「自分の考えを深める」ことを目的として、参加者が一つの「問い」を巡り話し合う場のこと。ゆっくりとお互いの話を聴くことで、自分の考えの変化を楽しむことができます。今回はまず、前提知識を共有するために、吉田さんから農業に関するいくつかのトピック(食料自給率の低下、耕作放棄地、農業の多面的機能、後継者不足等)の提供があり、それを受けて、参加者たちからたくさんの疑問が呈されました。

1、日本は何をどの程度作るべきか

2、安全な食べ物はどうやったらできるのか

3、農業に競争原理を持ち込むべきか

4、農作業以外の農業を体験させることは可能なのか

5、農業の後継者育成をどのように行うか

6、都市の人たちに農業を自分のこととして考えさせるトピックは何なのか

7、農業は日本にとって必要な産業なのか

これら疑問点のうち一つを選んで、あるいは複数の疑問点を統合する形で、実際に話し合う「問い」を決めます。ここでも参加者たちから様々な意見が出されました。たとえば、4・5・6をつなげると、「都市の人たちがどうやったら農業を継ぎたくなるのか」という問いができるのではないか等。残念ながら時間の都合上、実際に話し合うことはできませんでしたが、参加者みんなで疑問点を出し合い、それらを統合していくという過程で、まずは自分の考えをゼロから見直さなければならず、大変刺激的で勉強になるものでした。