2019年10月26日

シンポジウム「令和時代の高齢社会と法のあり方を考える」が開催されました

<シンポジウム「令和時代の高齢社会と法のあり方を考える」が開催されました>

樋口範雄先生による基調講演

樋口範雄先生による基調講演

10月26日、高齢社会総合研究機構と武蔵野大学法学研究所共催のシンポジウム「令和時代の高齢社会と法のあり方を考える」が武蔵野大学1号館で開催されました。
岩田太上智大学教授の司会で、武蔵野大学の池田眞朗副学長、高齢社会総合研究機構の辻哲夫特任教授による主催者挨拶の後、樋口範雄先生(東京大学名誉教授、武蔵野大学教授)と関ふ佐子先生(横浜国立大学教授)の基調講演が行われました。おふたりが高齢者法に関する書籍を上梓されたことを記念して、講演のテーマは「2冊の本の出版に際して」。アメリカ高齢者法執筆の契機や日本の高齢者法の今後について、お話がありました。
引き続き行われたパネルディスカッションでは、GLAFSの税所真也特任助教、日本経済新聞の後藤直久氏、弁護士の外岡潤氏、アプリHINADAN開発者の若宮正子氏、厚労省老健局の栗原正明氏が登壇。それぞれの立場から、超高齢社会の法的・実践的課題について語り合いました。高齢化がどんどん進む中、法律が現状に追い付いていないことに警鐘を鳴らし、今後どのように整備していくかについて考える良いきっかけとなったシンポジウムでした。

【基調講演で取り上げた2冊の本】


2019102602

アメリカ高齢者法  アメリカ法ベーシックス 12』樋口範雄著(弘文堂)
2019102603
シリーズ超高齢社会のデザイン『高齢者法 長寿社会の法の基礎』樋口範雄編 関ふ佐子編(東京大学出版会)