2019年10月14日

柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート

<柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート>

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10月14日、柏市豊四季台団地一人暮らし高齢者の交流促進と友人づくりの機会提供を目的とした「懇談と昼食会」(豊四季台地区社会福祉協議会主催)が行われました。今年で10年目となるこの会を毎年楽しみにしていらっしゃる高齢者の方も多く、小雨にもかかわらず184名もの方にお集まりいただきました。GLAFSの学生及び教員、産学ネットワーク「ジェロントロジー」のメンバー等、約50名が参加。高齢者の方々に会話や新たなプログラムを楽しんでいただくことで、外出や社会参加への意欲がわくようサポートをしていきました。
演習の目的は以下の通りです。

  • 高齢者との対話の中から、暮らしの状況や課題・ニーズを把握する手法や、コミュニケーション方法について学ぶこと。
  • 地元住民や団体等と連携し、地域のイベントを運営する手法を学ぶこと。
  • 異なる領域の院生・教職員とともにイベントを運営することで、各専門分野からのアプローチを互いに学び、後の研究のヒントを得ること。
イベントスケジュール
11:00 開場
11:30-11:50 開会の辞 主催者の挨拶
第1部
11:50-12:20 学生・教職員と参加者との交流
12:20-12:50 昼食会
12:50-13:20 お楽しみ企画 地域活動館「沼南ハーモニカ」の演奏
第2部
13:30-15:00 ブース企画

【第1部】
〈学生・教職員と参加者との交流〉
昼食前は、「暮らしのメリハリChart」で日々の暮らしをふりかえったり、懐かしの映画、言葉に関するゲームを一緒にして、テーブルごとに盛り上がりました。

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〈地域活動館「沼南ハーモニカ」による演奏〉
昼食後は地域活動館で活動する「沼南ハーモニカ」による演奏に合わせ、秋の歌のメドレーや「ふるさと」などを全員で合唱しました。懐かしい歌も多く、じっくりと演奏に聞き入る姿が印象的でした。

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【第2部】

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第2部では地域活動館で活動している3団体が企画した「交流カフェ」、「スイーツデコ」、「笑いヨガ」のコーナーの他、ジェックス㈱のご協力によって、小さなボトルで水槽づくりの体験ができる「ボトリウムづくり」のブースが開かれました。

「交流カフェ」(介護者交流カフェくるる)

「交流カフェ」(介護者交流カフェくるる)

「スイーツデコ」(マロングラッセ)

「スイーツデコ」(マロングラッセ)

「笑いヨガ」(柏笑いヨガクラブ)

「笑いヨガ」(柏笑いヨガクラブ)

「ボトリウムづくり」(ジェックス株式会社)

「ボトリウムづくり」(ジェックス株式会社)

GLAFSからは共同研究ごとに3ブースを開きました。
ブースの内容とその目的は次のようなものです。
 
(共同研究G1/G2/G3)
「住み替え双六」:IOG が作成した「住み替え双六」を使いながら、現在の暮らしやすさや、今後の居住環境に求めるものを聞き取りました。

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(共同研究G4/G5/G6)
「みんなで遊ぶテーブルゲーム」:最新のテーブルゲームを体験してもらい、シニアの方がどの部分に面白さを感じるかを調査しました。

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(共同研究G7)
「最新の技術体験」:バーチャルリアリティやスマートスピーカーなど、最新の技術をわかりやすい形で体験してもらい、生活にどのような形で応用できるかを一緒に考えました。

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