2017年10月13日

柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート

<柏市豊四季台団地フィールド演習:一人暮らし高齢者対象「懇談と昼食会」リポート>

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10月9日、柏市豊四季台団地の一人暮らし高齢者を対象とした「懇談と昼食会」(豊四季台地区社会福祉協議会主催)が行われました。交流促進と友人づくりの機会提供を目的としたこの会は、今年で8年目。GLAFSの学生及び教員、産学ネットワーク「ジェロントロジー」のメンバー等、総勢41名がスタッフとして運営をお手伝いしました。
演習の目的は以下の通りです。

  • 実際に高齢者と接し、高齢者との対話の中から暮らしの状況や課題・ニーズを把握する手法やコミュニケーション方法を学ぶこと。
  • 地域の住民の方や団体と連携してイベントを運営する手法を学ぶこと。
  • 各専門分野からのアプローチを互いに学び、対話を通じてこれからのコミュニティ・超高齢社会のあり方について検討すること。

本年度の参加者は約206人。GLAFS学生にとっては、高齢者の日常の生活状況を把握するための実践的演習の場となりました。

イベントスケジュール
11:00 開場
11:30-11:50 開会の辞 来賓挨拶
第1部
11:50-12:20 簡単な健康チェック
12:20-12:50 昼食会
12:50-13:20 歌と音楽による健康づくりプログラム
第2部
13:30-15:00 ブース企画
15:00 閉会

【第1部】
〈簡単な健康チェック〉
柏市在宅リハビリテーション連絡会のご協力により、参加者全員で指先を動かしたり、肩甲骨を回したりなどの体操などをして、体をほぐしました。

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インストラクターは、同会代表の西田恭子さん

〈歌と音楽による健康づくりプログラム〉
昼食後には、㈱第一興商のご協力で、インストラクターの指導のもと、DK エルダーシステム(通信カラオケ機器「DAM」を活用した、介護予防・健康増進コンテンツ配信システム)を使って、音楽を聴きながら体操をしました。

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「名月赤城山」にあわせて体操をする参加者たち

【第2部】
豊四季台団地商店街で活動してきた「わいわいクラブ」のブロック折り紙体験ブース、同じく「介護者交流カフェくるる」による「交流カフェ」、第1部に引き続き㈱第一興商のDKエルダーシステムを使った「音楽健康教室体験」、柏市在宅リハビリテーション連絡会の「健康チェック・健康相談」のほか、GLAFSからは共同研究ごとに3ブースを企画。高齢者の日常生活の様子や、ニーズの把握に努めました。
GLAFSで企画したブースとその目的は次のようなものです。

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(共同研究G1/2)
「住み替え双六」:IOG が作成した「住み替え双六」を使いながら、現在の暮らしやすさや、今後の居住環境に求めるものを聞き取りました。
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(共同研究G3/7)
「シルバーカー体験」:何台かのシルバーカーを持ち込み、使い心地の聞き取りを行いました。
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(共同研究G4/5/6)
「イマドキの娯楽体験」
最新のテーブルゲームを体験してもらい、シニアの方がどの部分に面白さを感じるかを調査しました。
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