2016年11月26日

「大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生、UR都市機構 ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生」

<「大和ハウス工業(株) 取締役常務執行役員 濱 隆先生、UR都市機構 ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生」>

コアセミナー・リポート「大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生、UR都市機構 ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生」
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<大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生『郊外型住宅団地における大和ハウスグループの取り組み』>
<UR都市機構ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生『多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくりに向けた取り組み』>
2016年11月26日のコアセミナーは、大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員、濱 隆先生とUR都市機構ウェルフェア総合戦略部長、太田 潤先生のお二人をお招きして、「次世代につなぐ住まい」のテーマでお話をいただきました。
濱先生は1960年代以降、大和ハウスが開発してきた郊外型住宅団地「ネオポリス」での課題から見えてきたことや、近年、取り組んでいる「繋がりサポート」、サスティナブルな住宅団地「スマートタウン」などを。続く太田先生は超高齢社会を地域で支えるために、団地を地域の拠点として再生する取り組みを紹介されました。
セミナー後半は聴講生からの質疑応答を受けた形でのパネルディスカッションに充てて、これからの住まい・まちづくりを講師の方々と共に考えました。

宮部 峻(人文社会系研究科社会文化研究専攻 修士1年)

今回のコアセミナーの主題は、「住まい」という切り口から高齢社会の課題をみるというものであった。大和ハウスの取り組みは、住宅の提供のみではなく、地域環境、福祉、健康、地域交流の場づくりを志したものである。URの取り組みは、団地という場を通じて、医療福祉の充実、多様なニーズにあった居住環境の整備、コミュニティ形成を行うことを企図したものである。
両者の取り組みには、多少の違いは見られるものの、共通している点がみられた。それは、「住まい」というものをただ「場所」としてみるのではなく、福祉や健康、地域活動といったさまざまな要素の交わりのなかで形成されているととらえているということだ。高齢社会の問題を考えるには、ただ、単一的な視点ではその答えを提示することができず、重層的な視点が必要である。そうした実践として、大和ハウスとURの取り組みが位置付けられるのだと理解した。

coresemi_20161126_2 レクチャ-終了後に行われたパネルディスカッションの様子。写真右から、太田先生、濱先生、司会の後藤特任講師。
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<「大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生、UR都市機構 ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生」>

コアセミナー・リポート「大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生、UR都市機構 ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生」
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<大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員 濱 隆先生『郊外型住宅団地における大和ハウスグループの取り組み』>
<UR都市機構ウェルフェア総合戦略部長 太田 潤先生『多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくりに向けた取り組み』>
2016年11月26日のコアセミナーは、大和ハウス工業(株)取締役常務執行役員、濱 隆先生とUR都市機構ウェルフェア総合戦略部長、太田 潤先生のお二人をお招きして、「次世代につなぐ住まい」のテーマでお話をいただきました。
濱先生は1960年代以降、大和ハウスが開発してきた郊外型住宅団地「ネオポリス」での課題から見えてきたことや、近年、取り組んでいる「繋がりサポート」、サスティナブルな住宅団地「スマートタウン」などを。続く太田先生は超高齢社会を地域で支えるために、団地を地域の拠点として再生する取り組みを紹介されました。
セミナー後半は聴講生からの質疑応答を受けた形でのパネルディスカッションに充てて、これからの住まい・まちづくりを講師の方々と共に考えました。

宮部 峻(人文社会系研究科社会文化研究専攻 修士1年)

今回のコアセミナーの主題は、「住まい」という切り口から高齢社会の課題をみるというものであった。大和ハウスの取り組みは、住宅の提供のみではなく、地域環境、福祉、健康、地域交流の場づくりを志したものである。URの取り組みは、団地という場を通じて、医療福祉の充実、多様なニーズにあった居住環境の整備、コミュニティ形成を行うことを企図したものである。
両者の取り組みには、多少の違いは見られるものの、共通している点がみられた。それは、「住まい」というものをただ「場所」としてみるのではなく、福祉や健康、地域活動といったさまざまな要素の交わりのなかで形成されているととらえているということだ。高齢社会の問題を考えるには、ただ、単一的な視点ではその答えを提示することができず、重層的な視点が必要である。そうした実践として、大和ハウスとURの取り組みが位置付けられるのだと理解した。

coresemi_20161126_2 レクチャ-終了後に行われたパネルディスカッションの様子。写真右から、太田先生、濱先生、司会の後藤特任講師。
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