2016年10月21日

「東京大学柏キャンパス一般公開2016」リポート

<「東京大学柏キャンパス一般公開2016」リポート>

高齢社会総合研究機構が入る柏キャンパスでは、研究成果をわかりやすく紹介し、キャンパスへの理解を深めていただくために、毎年10月、研究室や大型実験施設などを公開しています。今年のテーマは「発見・体験!柏の知」。高齢社会総合研究機構では前年に引き続き、「ゲームで記憶力チェック」や「高齢者体験」、「笑顔度測定」などの体験イベントを企画しました。
今年度の新しい試みは舘研究室の協力で実施された「視覚テレイグジスタンス」。最先端のバーチャルリアリティが体験できるとあって、参加者の列が途切れることなく続きました。
2日目には、新領域環境棟FSホールで客員研究員の伊福部達東京大学名誉教授による「高齢社会を豊かにする人間サポート技術」や、第2総合研究棟で高橋競特任研究員による「新概念『フレイルとは』~健康長寿のために大切なこと~」などの講演があり、それぞれ満席となりました。2日間で900人を超える方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。
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IOG/GLAFSの研究や教育活動を紹介したパネルが展示されている1階124室。スタッフが来訪者に機構の取り組みを説明しました。
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同じく124室でのiPadを使った「ゲームで記憶力チェック」体験コーナー。昨年に引き続き、挑戦者が後を絶ちませんでした。
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高齢者体験キットを装着して高齢者になったら何が大変かを実感していただいた2階の模擬住居。高齢者体験キットについてはこちらから。https://www.glafs.u-tokyo.ac.jp/?page_id=4501
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2階205室では、笑顔を30秒続け、平均笑顔度と最高笑顔度を測定する笑顔度測定(スマイルスキャン)が行われました。
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207室のテレイクジスタンス体験。HMDを装着し、柏キャンパスにいながらにして本郷キャンパスツアーをしたり、臨死体験のように自分の姿を後方や天井付近から眺めたりした参加者はみな、バーチャルリアリティだと知りつつも、驚きの声を上げていました。
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