2016年8月1日

2016 GLAFS合宿リポート

<2016 GLAFS合宿リポート>

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7月31日、8月1日に静岡県にあるニューウェルシティ湯河原でGLAFS夏期合宿が行われました。合宿の目的は、(1)超高齢社会における自身の研究やキャリアについて考える (2)共同研究プロジェクトの進捗状況を共有し、今後の方向性などについて教員から助言を行う (3)院生の個人研究の進捗状況の報告を受け、プログラム担当教員による指導を実施する (4)GLAFSのプログラムに深くかかわるテーマで、セミナーやワークショップ等を実施する (5)プログラム担当教員と院生の間で懇親を図ること。3期生が加わり、101名の参加となりました。1日目は個別研究指導、共同研究発表に続き、ゲストによる講演。2日目も引き続き個別研究指導、共同研究発表が行われ、プログラム担当の先生方から各自、丁寧なアドバイスをいただきました。

合宿スケジュール1日目

12:00 – 12:30 集合 (2F大会議室 大観の間)
12:30 – 12:40 開会の辞,全体スケジュール説明
12:40 – 12:50 移動
12:50 – 14:30 個別研究指導1 (分科会方式)
14:30 – 14:45 移動・休憩
14:45 – 16:45 共同研究発表1

  • 「高齢者を支援するロボティクス」(G7)
  • 「高齢者の食生活における問題点とその解決策の提案—有料老人ホーム入居者の食と健康に関する調査—」(G6)
  • 「認知症高齢者に対する段階に応じた意思決定支援の方法ー認知症カフェを題材にー」(G1)
16:45 – 16:55 休憩
16:55 – 17:55 GLAFSキャリアセミナー

  • 金沢 康夫氏(産総研イノベーションスクール事務局,博士(理学)): 「研究者のキャリア開発を考える」
  • 土見 大介氏(塩竈市 市議会議員,博士(医工学)):
    「研究の方法論を生かした地域貢献活動」
17:55 – 18:05 休憩
18:05 – 19:05 江崎 禎英氏(経済産業省 ヘルスケア産業課長)
「超高齢社会における医療のあり方—生涯現役社会の構築を目指してー」
19:20 – 21:00 夕食・懇談会
21:00 – 22:00 ナイトセッション
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大方機構長による開会の辞、特別参加されたミシガン大学トニ・アントヌッチ先生のごあいさつの後、早速5部屋に分かれ、個別研究指導が行われました。
g3_300_200 休憩をはさんで、G7、G6、G1による共同研究発表があり、多くの先生方から貴重なコメントをいただきました。
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GLAFSキャリアセミナーでは、金沢康夫氏(産総研イノベーションスクール事務局、写真左)から「研究者のキャリア開発を考える」と題して、キャリア形成のために何が必要かをお話しいただきました。お二人目は土見大介氏(塩竈市・市議会議員、写真右)。「研究の方法論を生かした地域貢献活動」として、東北大学大学院博士課程を修了後、東日本大震災を契機に塩竈復興支援団体「よみがえれ!塩竈」の現地リーダーとなり、現在、塩竈市議として活躍しておられるご自身の経験を元に、院卒というキャリアをどのように政治に活かしているかをお話しいただきました。
g5_300_200 「超高齢社会における政策の現場」として経済産業省の立場からお話しいただいたのは、ヘルスケア産業課の江崎禎英氏。「国富の拡大」の追求が政策の基本であるという経済産業省ならではの貴重な分析を披露いただきました。
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夕食とナイトセッション。

 

合宿スケジュール2日目

07:00 – 09:00 朝食
09:00 – 10:30 個別研究指導2 (分科会方式)
10:30 – 10:40 休憩
10:40 – 12:00 個別研究指導3 (分科会方式)
12:00 – 13:00 昼食・懇談会
13:00 – 13:30 秋山 弘子氏(高齢社会総合研究機構 特任教授)
「Living Labの概要〜安心で活力ある超高齢・長寿社会へ〜」
13:30 – 15:30 共同研究発表2

  • 「高齢者のQoL向上のためのコミュニティ活動のファシリテーション」(G4/5)
  • 「弱らない・弱っても暮らし続けられる住環境のデザイン」(G3)
  • 「要介護高齢者における居住地選択の意思決定に関する要因の検討—被介護者・主介護者・ケアマネージャーの3者インタビューを通してー」(G2)
15:30 – 15:45 機構長からの総括 等
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合宿2日目は個別研究発表から始まりました。前日同様、5部屋に分かれ、それぞれに内外のプログラム担当者が付き、指導に当たりました。
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午後からは高齢社会総合研機構の秋山弘子特任教授から、機構で推進している「Living Lab」の取り組みの紹介があり、その後、共同研究発表へと移りました。写真はプログラム担当の関根千佳先生からアドバイスを受ける共同研究G3のメンバー。
g9_300_200 大方機構長が合宿を総括。タイトなスケジュールにもかかわらず、実り多い合宿となった2日間でした。
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